加飾技術においてオンデマンド対応と生産性の両面のニーズに対応することは容易ではありませんが、それを実現する技術を提案しているのがローランドDGです。
コンパクトで使いやすいオンデマンド加飾として、インクジェットプリンタや3Dツール等の機器を製造販売しています。
ローランドDGは、日本ものづくりワールド2018で「レーザー箔転写機」を発表しました。
新製品 レーザー箔転写機 LD-80
→出展情報へのリンク
プラスチック基材へ金属箔を転写することができます。従来の箔押しは紙に対してのものが一般的で、プラスチックへの箔押しは困難でしたが、これを半導体レーザー技術を活用することでクリアしています。(ローランドDG社HPより)
樹脂造形(インクジェット)、金属造形(3Dツール)に続き、樹脂上金属膜造形の対応となり、ローランドDGの造形技術ドメインを補強する機種となります。
今回の展示品は、対応ワークサイズがまだ小さいものの、今後、大型品への対応などを視野に入れられているとの事です。
展示ブースでは今や定番となった人気機種も紹介されていました。
人気機種 デスクトップUV-LEDプリンターLEF-200
ローランドDGの技術により実現するオンデマンド加飾
ローランドDGの装置は、コンパクトで使いやすい機能性と合わせて、そのデザインが特徴です。
ローランド社といえば電子ピアノなどのハイテク楽器で有名な企業ですが、そのグループ企業であるローランドDGの製品もそのセンスを感じるデザインとなっています。
シンセサイザーのようなインクジェットプリンタ VersaUV(東京クリエイティブセンターにて撮影)
東京クリエイティブセンター
ローランドDGの東京本社(浜松町駅より徒歩)に、「東京クリエイティブセンター」があります。
1Fの広いエリアで、ローランドDGの様々な製品が常時展示されています。
オンデマンドの3D加飾を検討される方はぜひ一度お越しになってはいかがでしょうか。
東京クリエイティブセンター外観
東京クリエイティブセンター内 広い敷地内に様々な機器が展示されています
各機器の加工サンプル展示もあり、デモも可能との事です
(http://www.rolanddg.jp/cc/center_tokyo.html)
出典:薄膜の杜