12/7、14にコンバーティングテクノロジーセミナー「薄膜形成のメカニズムとプラスチック表面機能化」の講師を務めました。
プラスチックの高機能化において、表面処理・加工は大変重要となっています。近年では、元々半導体等の分野で用いられていた「薄膜、真空成膜」の技術が、プラスチックにも適用されるようになってきています。薄膜技術は、そのメカニズムが微小領域でわかりにくく、また真空プロセスや結晶成長など、見えない世界での事象となるります。さらに、研究の分野と違い、生産に近い技術者にとっては、深淵な薄膜の世界をじっくり学ぶ余裕もありません。
近年では薄膜技術はその材料と装置が高度化し、とりわけプロセスエンジニアの知見を深める機会が減っている点も危惧されます。技術のブラックボックス化が進む恐れがあるのです。
本講座は2開催で合わせて40名以上の参加をいただき大変な盛況となりました。それだけ薄膜技術とその応用への注目が高まっているという事だと思われます。講座の後のご質問も多数受けました。実際にプロセスを扱っている技術者の方が多いようでした。
今回、コンバーティングテクノロジーセミナーという事で、加工技術研究会(コンバーテック)様に企画のご相談をいただいてから、開催まで大変お世話になりました。
今後も継続して、本テーマの最新事例をご紹介していきたいと思います。
コンバーティングテクノロジーセミナー2018
薄膜形成のメカニズムとプラスチック表面機能化の最新状況
主催:加工技術研究会
日時:2018年12月7日(金) 10:00~16:30
会場:大阪科学技術センター【大阪】
日時:2018年12月14日(金) 10:00~16:30
会場:加瀬の貸会議室 入谷ホール【東京】