2018/9/25 加飾技術研究会 第28回例会を開催しました。

2018年9月25日に東京都北区 北とぴあにて、加飾技術研究会 第28回例会を開催しました。

約100名様のご参加により、盛会となりました。

第28回例会

開催日:2018年9月25日 / 場所:北とぴあ(東京都北区)

開催概要

・講演1:「熱成形におけるプラスチックシートの加飾技術」
       (株式会社浅野研究所 溝口憲一 様)
・講演2:「薄膜技術の原理から加飾技術への応用まで」
(加飾技術研究会理事/技術士事務所ソメイテック 大薗剣吾)
・企業紹介:「千代田インテグレ株式会社様」

熱成形におけるプラスチックシートの加飾技術

浅野研究所 溝口様より、熱成形におけるプラスチックシートの加飾技術についての解説をいただきました。
浅野研究所は1953年に愛知県で創業され、様々な熱成形機器の製造・販売をされています。
計量食品容器から、家電、自動車部品、建材などに活用されています。
海外加工機も取り扱われ、1990年には米国GE社の優秀企業賞を受賞するなど世界的に活躍されています。
熱成形とは、熱可塑性プラスチックの加工技術の一つである押出成形から発展し、シート(フィルム)を2次加工する代表的な技術です。
真空成形、圧空成形、プレス成形、減圧被覆成形など、など様々な熱成形技術の原理をわかりやすく解説していただきました。
熱成形でカギとなる温度を精緻にコントロールする卓越した技術を有します。
品質の重要要素として、機械・金型、材料、成形条件があり、それらを一体とすることで高付加価値・高生産を実現します。
浅野研究所R&Dセンターで、 加飾成形の他、スーパーエンプラ、CFRTP等  あらゆるテストに対応されますので、お問合せはお気軽にお願いします。(0561-38-6827 企画開発部 浅野様)

株式会社浅野研究所 R&Dセンター
・ 高速連続真空圧空成形機/FLC + 連続トリミング機/PLS
・ 多機能真空圧空成形機/FKS
・ 熱板式減圧被覆成形機/TFH
URL: http://www.asano-lab.co.jp/

 
薄膜技術の原理から加飾技術への応用まで

ソメイテック代表大薗より、薄膜技術のキホンのお話を致しました。
薄膜の代表例としてスパッタリングの成膜原理を、動画を活用して紹介しました。
薄膜技術は、電子部品などのデバイスで使われる技術ですが、次第に加飾技術への展開が進んでいます。
薄膜によるグラス加飾、自動車用ガラスの樹脂化の表面保護など、先端の事例も紹介しました。

 技術士事務所ソメイテック  https://somei-tc.com/
 アイアール技術者教育研究所 https://engineer-education.com/

 
企業紹介(千代田インテグレ株式会社様)

千代田インテグレ今井様より、会社ご紹介をいただきました。
1955年にフェルト生地の二次加工メーカーとして創業され、柔らかい素材を加工する技術とネットワークを築き上げれられました。
現在はビジネスユニット戦略によるグローバルな販売体制を構築し、OA、通信、自動車、電子部品など、様々な用途で用いられる機能性製品を展開されています。環境配慮と高機能を兼ね備えた開発製品を提供されています。
トピックとしてCASIO社の2.5Dプリントシステム「Mofrel」のご紹介がありました。
シートそのものを立体的に変化させて形状を実現するという世界でも初めての新しい電磁波造形のプリントシステムです。
千代田インテグレ様にて試作対応、デモ機の見学も承られるそうですので、ご興味のある方はご連絡ください。048-936-7602(開発センター 市場開発室 今井様)

千代田インテグレ株式会社
・OA機器、AV機器、通信機器、自動車関連など各製品の機構部品、機能部品の製造販売
URL: http://www.chiyoda-i.co.jp/

 

懇親会は、同会場で立食形式で行いました。
0名以上の参加者となり、過去最大規模の懇親会は大変盛り上がりました。