2020/11/6【東京】「薄膜技術の高度化と素材デバイスへの応用の最新動向2020」【オンライン受講可能】

薄膜形成・品質制御の高度化から先端分野の最新活用事例までご紹介します。
新しい時代のものづくりに必須の薄膜技術の開発活用に役立てていただけると幸いです。

薄膜技術の高度化と素材・デバイスへの応用の最新動向2020
 ~薄膜形成・品質制御の高度化から先端分野の最新活用事例まで~

主催:アイアール技術者教育研究所
日時:2020年11月6日(金) 10:00 ~ 16:00
会場:日本アイアール本社【東京】

主催社サイト(講座参加お申込はこちらからお願いします)

受講料:36,000円(税別)

オンライン参加可能

会場での参加に加えて、オンラインでの参加も可能です。オンライン参加の場合には、チャット機能で随時質問が可能です。また講座後に講座内容や実務課題に関連するメール質問・相談を受け付けています。

概要

真空技術および真空成膜技術は、半導体などの電子デバイスや機械部品の表面機能化のために広く活用されている大変重要な技術です。医療機器や家電、自動車、航空・宇宙など、今後注目される分野においてもますますその活用が見込まれます。
近年の薄膜技術は、装置や材料の進歩が目覚ましく、高品質化を実現しています。しかし薄膜に対する技術的要求もさらに高くなっています。新しい用途や薄膜構成を開発し量産化しようとすると、品質トラブルが発生しやすくなります。高いポテンシャルを持つ真空成膜技術を真に使いこなすには、真空成膜の原理と高品質化の基本を理解して、高い特性や性能を実現しつつ不具合を防止していく必要があります。
本講座では、真空技術および薄膜技術の基本と、各種薄膜技術の原理を紹介し、薄膜の設計から高品質化・不具合対策まで、重要なポイントを解説します。
後半では、医療機器や家電、建材、自動車、航空・宇宙など、今後注目される分野を中心に、薄膜技術の最新の応用事例を技術原理の解説とともに紹介します。金属やガラスからのプラスチックへの代替、バイオミメティックス(生体模倣)による表面機能付与、IoTへの活用が期待される薄膜電池・センサ・デバイスなど、応用分野は限りなく広がろうとしています。新しい時代のものづくりに必須の薄膜技術の開発活用に役立てていただけると幸いです。

プログラム

1.薄膜形成に関する基礎知識
1.1 薄膜とは何か ~定義、機能~
1.2 薄膜の成長過程
1.3 真空・プラズマ技術の基本
1.4 真空蒸着法の原理
1.5 スパッタリング法の原理
1.6 CVD(化学的気相成長)法の原理
1.7 液相系薄膜形成法の原理
1.8 新しい薄膜形成技術の原理
1.9 薄膜の前処理と後工程

2. 薄膜の設計と機能評価・モニタリング技術
2.1 薄膜の設計・開発の進め方
2.2 薄膜の膜厚測定、膜厚の均一化
2.3 薄膜の光学特性の測定、高度化および安定化
2.4 薄膜の電気特性の測定、高度化および安定化
2.5 薄膜プロセスのモニタリング手法
2.6 薄膜の組織観察、成分分析法
2.7 膜硬度、表面物性、応力、結晶構造の評価
2.8 外観不良・微小欠陥の検査と改善法
2.9 密着性・信頼性の評価と改善法

3. 薄膜技術の高度化と素材・デバイスへの応用(2020年最新)
3.1 半導体・電子部品・記録材の素子・配線・接合用薄膜
3.2 装飾・カラーリング・光学機能を変える構造膜
3.3 特殊機能を付与するバイオミメティック薄膜
3.4 建材・航空宇宙への応用が進む熱・電磁波制御薄膜
3.5 自動車・FPD等で用途拡大するガスバリア薄膜
3.6 次世代モバイル用フレキシブル薄膜
3.7 車載用の異形・曲面ディスプレイ、タッチセンサ用薄膜
3.8 ウェアラブル・IoT・通信のセンサ用薄膜
3.9 医療、バイオ、エレクトロニクスで進展する有機薄膜
3.10 その他用途拡大・高度化が期待される薄膜

主な受講対象者

  • 薄膜の技術開発に携わる方
  • 製品の高度化・高機能化に薄膜を利用する方

期待される効果

  • 薄膜技術の原理と機能性付与の基本を学ぶことができる
  • 薄膜の様々な生産課題への対処方法を知ることができる
  • 薄膜の技術応用に有用な知見や事例を知ることができる

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