仕事から人生まで左右する「話し方」を学べる「教科書」があります。
対人コミュニケーションは、技術者のみならず、現代の社会人が活躍するために必須のスキルといえます。
技術力に優れた人でも、コミュニケーション力の問題のために、組織の内外でその力を十分に発揮できないということが多々あります。
技術者はえてして、物事の原理や真理などの、絶対的・物理的な事象への関心が強いという特徴があります。
対人コミュニケーションはどちらかというと、相対的・属人的な事象で、技術者にとっては、関心の外である場合が多いのかもしれません。
またコミュニケーションスキルを体系だって学ぶ機会というのはあまりありません。
対人コミュニケーションがうまくいかない場合、ますます実践から遠ざかり、スキルを身につける機会を失っていく、という悪循環があります。
技術者が手に入れるべきコミュニケーションスキルは、それほど高度で複雑なものである必要はありません。
適切なベースができれば、あとは実践の中で十分なスキルを身につけることができます。
技術者は「技術そのもの」を発信できるのですから、コミュニケーションスキル自体が主役となる必要はありません。
技術者にとって最も有効なコミュニケーションのベースは、「共感」といえます。
心理学で「ラポール」といいます。
正論で相手を屈服させるのではなく、信頼できる関係性をつくる方法です。
その考え方が重要で、話し方のテクニックはそれに付随するもので、それほど複雑ではありません。
ドイツの心理学者アルフレッド・アドラーは「人生の悩みは全て、人間関係に関係する」と言っています。
技術者の仕事の悩みも、つきつめると、人間関係の悩みであるといえるかもしれません。
コミュニケーションはまさに、人間と人間のインターフェースです。
技術者が学ぶべき「ラポール」コミュニケーションスキルを身につけると、それは家庭や友人、地域社会など、人生に関わるあらゆる場で、その悩みを解決するスキルとなります。
人間関係を良好にできるスキルを身につけるための、最適なテキストが、2018年冬に出版されました。
「最強のエンジニアになるための話し方の教科書」(マネジメント社)
著者は、技術のプロフェッショナル(技術士)にして心理カウンセラーでもある亀山雅司(Mark)先生です。
ソメイテックも、人前で話をする講師としてのスキルを学ぶため、Markの指導を受けています。
理屈よりも、実践する方法が主体となっていますので、本当に、効果が出る本です。
読むだけで、コミュニケーション力が確実にアップします。
技術に関わる全ての人に、ぜひ手に取ってもらいたい本です。
著者による公式サイト・・こちらでは直接、著者に質問することができます。
話し方の勉強会も定期的に開催されています。
話し方、コミュニケーションを、すぐにでも改善したいという方は、著者にコンタクトしてみてください。
(ソメイテックの紹介と伝えるとスムーズです)